1.Universal MaaSとは?
(ユニバーサルMaaS/ユニバーサルマース)
ユニバーサルデザイン×MaaS
(Mobility as a Service)
何らかの理由により移動にためらいのある方々(移動躊躇層)が快適にストレスなく移動を楽しめるサービス。出発地から目的地まで移動する際に必要な情報(運賃、運航・運行状況、ルート、スポット情報等)をお客さま(利用者)側に提供すると共に、お客さま自身の位置情報や特性情報、希望する介助内容等を各サービス提供者(事業者)側に共有するなど、まずは情報を繋ぐことに注力。
私たちはユニバーサルでシームレスな移動の実現を目指しています。
Universal MaaSの考え方

2.私たちが考えている
ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインと「移動躊躇層」の定義

【より多くの人に使いやすくする】
「移動躊躇層」の視点でdoor to doorの移動サービスを再設計し使える状態にする(図A:アクセシビリティ)。それが他の方々のサービス向上にもなり、全体として使いやすくする(図B:ユーザビリティ)ことに繋がる。このようなアプローチを繰り返し、対象となるお客さまを広げる(図C:ユーザーダイバーシティ)。結果的に【より多くの人に使いやすくする】ことに繋がり、新規移動需要も増加する。このような流れで、移動サービスをアップデートしていき、最終的なゴール「誰もが移動をあきらめない世界」を目指します。
「移動躊躇層」の視点で、世の中のインフラやサービスを再構築する。
それにより、社会全体のサービスレベルが底上げされ、新たな移動需要の喚起に繋がる。
3.私たちが考えている
MaaS(Mobility as a Service)とは?
いろいろな種類の交通サービスを、需要に応じて利用できる一つの移動サービスに統合すること。
<レベルの定義>
レベル4:政策の統合
レベル3:サービス提供の統合
レベル2:予約、決済の統合
レベル1:情報の統合
レベル0:統合なし
MaaSの定義

4.仮説
出発地から目的地まで、お客さま(利用者)と各サービス提供者(事業者)間で以下4つを連携すれば、双方ハッピーになるのでは?
① 情報(データ)
② 移動手段・サービス(モビリティ)
③ 心・設備・ルール(バリアフリー)
④ 相互理解・きっかけ・動機(モチベーション)
仮説

5.検証用アプリ(プロトタイプ)
・ユニバーサルお出かけアプリ(利用者用)
お客さまの特性に応じたルートや施設案内、サービス内容を表示。
・ユニバーサルサポートアプリ(事業者用)
お客さまのリアルタイム位置情報や特性情報等をサービス提供者側に提供。品質向上、業務効率化に貢献。
検証用アプリ(プロトタイプ)

6.社会実装事例
2021年9月15日、Universal MaaSとして初めて社会実装を開始。
「空港アクセスナビ(現 旅CUBE)」の徒歩区間に「ユニバーサル地図/ナビ」機能を追加!
※最新のサービスはこちらのページをご覧ください。
「Universal MaaS~誰もが移動をあきらめない世界へ~」の実証実験を通じて得た知見をもとに、バリアフリー情報を表示。経路検索結果に表示された屋外の徒歩区間における地図/ナビ(最短ルート)*1・バリアフリー情報*2が利用可能に。新しい機能を順次拡大中。
*1:株式会社ゼンリン・株式会社ゼンリンデータコム「いつもNAVI API」の地図/ルート検索機能を利用しています。
*2:一般社団法人WheeLog「みんなでつくるバリアフリーマップ『WheeLog!アプリ』」のデータを利用しています。
ただしデータが不足している地域では表示されません。
バリアフリー情報を追加・更新する場合は『WheeLog!』をご利用ください。一緒にバリアフリー情報を集めましょう!
ご利用イメージ(2021年9月15日 稼働開始当時)
